心理学における「自己愛」についての文章を書きたいとずっと思っていました。 実際、私は 3 回書き始めましたが、そのたびに失敗し、常に間違った方向に進んでしまいました。 昨日、友人が、心理学者（私はこの言葉が大好きです）が隣にオフィスを借りていると聞きました。 建物の壁は薄い石膏ボードで、彼女はいつも「自分を愛してください、何度繰り返してもいいですか、自分を愛してください...」という叫び声を聞いています。 再び私は沸騰し、私の同僚は現代の心理学的傾向の問題について同様の話題を提起し始めました（https://vk.com/elenadulmaganova?w=wall13667713_15203/..を参照）。この話題は批判にあると理解しています。 「愛」「自己」は率直に言ってピリピリしますが、この感覚を言語化するのは非常に難しいので、ここで私が見ているものを理解するのを手伝ってほしいと、私自身が私と協力している心理学者との会話の中でリクエストをもとにこれを開発しました。 そしてここで、ボードリヤールには「シミュラクル」（ラテン語で「ふりをする、ふりをする」という意味）という概念があります。それは、何かの想像上の外観です。 模倣物は意味、つまり官能的なイメージ（言説の要素）を運びますが、倫理的な観点からそのような概念の背景には、多くの場合、不正直と精神的な近視眼があります。 現代の「自分を愛する」というテーマは、愛の意味をそのイメージに置き換え、純粋な心からの感情を性的に倒錯したものに置き換える、まさにそのような模倣になっているように私には思えます。 つまり、私にとって、この「自分を愛する」は、「ふりをする」ように聞こえます。私は、心理学者がこの「自分を愛する」を一種の普遍的なマントラとして使用している多くの例を知っています。 同時に、私はこの中に、心理学者がこの肯定、この言葉の対象を、特定の「今、ここ」におけるクライエントに対する態度で性欲的に非難するという事実に表現された、ある心理的行為を見ます。 ここでのキーワードは態度であることにもう一度注意してください。 しかし、私を混乱させるのは、多くの場合、それは「愛」や「自分自身」に関するものではなく、「私が今あなたを扱うのと同じように自分自身を扱いなさい」のように聞こえることです。 - これは心理学者がOKなら、私が今自分自身を扱うように自分自身を扱ってください。 - これは、ある種のナルシシスティックな鏡の物語が展開する場合です（これは検証された心理療法の意図である可能性がありますが、ほとんどの場合、それは平凡な無知です）どちらの場合も、これは心理学者の人格のクライアントによる導入、吸収を求める一種の呼びかけです。 、それを良い物として自分自身に流用します。 そして奇妙なことに、この場合、心理学者が「自分を愛してください」と言うとき、その真の意図は「私を愛してください」であるという、非常に逆説的な結論に達しました。 ちなみに、これは悪いことではありません。ここでは、心理療法的関係の表面が少し露出され、心理療法的関係のベールが明らかになります。また、私を刺激するのは、たとえクライアントが「自分を愛している」としても、心理学者は危険を冒さないということです。彼が自分自身をどのように「愛する」かというプロセスに入ります。 これはインフレ、つまりエゴの膨張を引き起こす可能性があり、それは後に一種の肥大したエゴイズムに変わります。 もちろん、オフィスではそのようなクライアントは関与し、高揚しますが、オフィスから離れると、現実に吹き飛ばされます。 もちろん、これに対する責任は心理学者にありますが、著名な専門家を含め、多くの否定が表明されていることは知っていますが、それは彼らの良心に任せてください（ここでは依存症について話しているのではありませんが、これらの介入や他の介入がどのようなものであるかは理解しています） 。 私たちは、自分が飼い慣らした人たちに対して責任を負います。別のケースとしては、クライアントへの愛が「病気の物語」である場合、つまり、愛が何かイライラするもの、たとえば攻撃性に関するものである場合です。 それが外側に投影されている限り、対象に対しては比較的大丈夫ですが、そのような状況が内側に向かうと、破壊が始まり、攻撃性、恥辱、罪悪感を引き起こす可能性があります。 率直に言うと、私も似たようなことを思っていました。結論：「自分を愛せよ」というのは、他者の他者性と、自分自身の不完全さと才能の両方を受け入れることを意味する、本当の愛から遠ざかった同じような曖昧なマントラです。 このマントラは今では利己的な言説の一部となっています。 つまり、自己保存の責任を負うエゴの利益から、防御的、反応的なものに流れ込んだのです。.